今回は、地下マンホールの配管内に残置され、通常の方法では抜去できなくなった通信ケーブルを「引き抜ける状態にする」というご依頼をいただきました。

ケーブル引抜装置による対応

地下ケーブル撤去の際、配管内部に汚れや堆積物がたまり、ケーブルが固着してしまうことで、一般的な方法では動かなくなるケースがあります。

このような想定外の事態には、弊社が独自に開発した「ケーブル引抜装置」を用いて対応しています。

現場状況と課題

今回の現場では、連続したマンホールの1区間で不動ケーブルが残置されていました。
管口はケーブルで隙間なく埋め尽くされ、泥水がにじみ出ている状況でした。

どのようにして掴むか。

そして

通常では動かないケーブルをどう引くか。

それが課題です。

3タイプの装置で確実に動かす

弊社の「ケーブル引抜装置」には、特性の異なる3タイプがあり、状況に応じて使い分けることで、固着したケーブルを着実に動かすことが可能です。

次世代設備のための撤去

ケーブル引抜装置での作業を終えた後は、撤去施工班へと引き渡し、私たちはケーブル撤去が無事に成功するのを見守ります。

その後、ケーブルを撤去した管路が再利用可能な状態かどうかを確認するため、専用カメラを通して内部点検を行います。

今後の取り組み

今後は、これまで培った技術と独自の装置を活かし、より幅広いご要望にお応えできる体制を整えてまいります。

ケーブル引抜装置に関するご依頼・ご相談は、どうぞお気軽にお問い合わせください。